漫画・小説の記事 (1/8)

安達としまむら

 最近バカみたいにハマっている「安達としまむら」という作品について。

 きっかけは友人にアニメを勧められたという些細なもの。
 アニメを全話視聴するまでは良かったのですが
 続きが気になって原作のラノベ既刊9巻を読み終え
 それでも満足できずにコミカライズや公式アンソロジーでお腹を満たしつつ
 BD&DVDについてくる特典小説を読みたいが為に円盤も買い揃えてしまうという
 結果的に勧めた友人以上にドハマリしてしまいました。

 作品を本当に大雑把に説明すると、授業をサボって体育館の2階で出会った「安達」と「しまむら」という二人の女子高生が友達になり、一緒にお話したり遊んでいく内に安達はしまむらに対して特別な感情を抱いていくようになるという百合作品。

 私がこの作品にハマってしまった大きな要因はこの「安達」というキャラが強烈であったことが全てといっても過言ではないです。

 この2人は出会った理由こそ共通ですがそれまでの人生や考え方はかなり異なっていて、しまむらは家族との仲も良好で友人関係も積極的には築こうとはしないもののクラスに数人話せる友人がいて、そこそこ楽しい生活を送れていますが、一方の安達は親との関係も良くなく、学校でも周りと合わせるのが苦手で友人関係を築かずしまむらと出会うまで孤独のような生活を送っていました。

 しまむらにとっての最初の安達は数ある友人の中の一人という扱いなので、クラス替えや進学等で顔を合わせる機会が少なくなれば自然と疎遠になっていくものだとドライに考えていましたが、安達にとってのしまむらは唯一の友人であり、孤独で空虚であった人生を太陽のように照らしてくれる存在であるため、安達のしまむらに対する執着と好意は凄まじく、しまむらとの関係をより長く、より特別なものにするため数々のアクションを起こしていきます。

 この安達、序盤の序盤こそクールキャラを装っていましたがしまむらの好意に気付いてからはしどろもどでまともに会話ができず、挙動不審で興奮し過ぎると突然逃げ出してしまうのでとんだクソザコキャラだとアニメを観ていた時は思いましたが、全然そんなことはなく……むしろ安達の行動力は尋常ではなく、奇行に走り遠回りをしつつも安達はしまむらと一緒にやりたいことは大体達成しているし、しまむらもそんな安達と一緒にいて楽しいと感じている。クソザコどころかクソツヨキャラだよ安達……。

 私は今後安達がどんな突拍子のない行動をしてくるかが気になって仕方がありません。
 現在は公式の供給を殆ど消化してしまったのでただただ飢えています。
 あだしま10巻はよ……10巻はよ……。
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ドラゴンボール 感想

 超今更ですが国民的大人気漫画である「ドラゴンボール」を全巻読みました。私の年齢的にジャンプ漫画は「NARUTO」や「ONE PIECE」が直撃世代だったのでドラゴンボールは微妙に時期がズレていて読む機会がなかった。

 ドラゴンボールはアニメで引き伸ばしが物凄いイメージがあったのですが、実際は少年編・サイヤ人編・フリーザ編・人造人間編・魔神ブウ編という5つのエピソードが全42巻に収まっているので印象とは真逆に滅茶苦茶テンポ良く読み進められました。しかも強さのインフレが凄まじいので今一番強いヤツが3巻読み進めた後はかませになってることもよくある。

 漫画の内容に関してはもはや語るまでもない名作、面白かったです。ただドラゴンボールが有名であるが故のという部分ではありますが、殆どの話の流れに関してはゲームやネットを通じて知ってしまっていたので意外な展開というのはなかったですw 一番予備知識なく楽しめたのは少年編ですね、天下一武道会の結果やピッコロが大魔王だった時代は知らなかったので純粋に続きが気になって楽しめた。

 好きなキャラはピッコロです。
 悟飯との師弟であり親子のような関係が良いですね。

ガールズ&パンツァー 黒森峰アンソロジー 感想

 最近読んだ本について簡単に感想4。



 黒森峰にスポットを当てた公式アンソロジー。と言っても黒森峰の名有りキャラはまほとエリカ、赤星しかいないので内容の殆どはみほ、まほ、エリカの3人が中心でした。黒森峰の本編の立ち位置はラスボスで過去の因縁的にも重苦しいイメージがあったのですが、読み終わってみれば妹が好きなのに感情表現が苦手なまほとケンカするほど仲がいいと言えなくもないエリカとみほの関係がとても良くていい意味でイメージが変わりました。

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 なんだこのエリみほの聖典は……たまげたなあ。
 二次創作でエリみほは大正義のカテゴリですけど本編のエリカはみほに嫌味を言うだけの嫌なやつという事実、それがドラマCDやメディアミックスでキャラクターの背景が補完されて次第に再評価された特殊なキャラ。エリカとみほの一言で言い表せない関係が凄く妄想し甲斐があるんでしょうね、私も大好きです。

ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です! 1~5巻 感想

 最近読んだ本について簡単に感想3。


 ガールズ&パンツァーのスピンオフコミック。いわゆるガルパン版咲日和、表紙は物々しい雰囲気ですが中身は普通の日常物で戦車要素は薄い。読んでみると意外と百合要素が強かったです、カルパッチョと秋山殿辺りは危ない。

 この非常に可愛らしい絵を描いてくれる弐尉マルコさん、もっとらぶらぶ作戦では比較的健全で大人しい内容ですがpixivで投稿されている漫画では編集者のフィルターを通していないからかやりたい放題なのでそっちにも注目です。この二次創作が目について公式に声を掛けられたのなら逆に凄い。

 個人的には5分アニメで映像化したら面白そうだなと思いました。

ワンパンマン 1~10巻 感想

 最近読んだ本について簡単に感想2。



 元々はONE氏がwebで連載していた漫画を村田さんがリメイクして単行本化しているらしいです。村田さんはアイシールド21などで有名な方。ONE氏の絵も独特の良さがあるがやはり村田さんの画力には凄まじい物がある。

 私がワンパンマンを読む前のイメージは"攻撃力しか取り柄のない主人公"が如何に工夫して化物を相手に一発与えるのか、という過程を楽しむ内容なのかなと思っていましたが、実際の主人公サイタマは特殊能力こそないものの全ステータスがぶっちぎりでカンストしていて、どんな強敵が現れても苦戦する様子も見せずにワンパンチで敵を倒す爽快感溢れるヒーロー物。

 ヒーローの強さや怪人の危険度がランク付けされていたり、ピンチの時には必ず誰かが助けに来たりとストーリーや設定は少年漫画の王道を意識して作られているように見える。基本的にサイタマとボスが対峙したら一瞬で勝負が付くのでサイタマが辿り着くまでに他のヒーローが足止めする所も大きな見所ですかね。

 一応コミック化されている10巻までとONE氏のweb掲載版も最新話まで読み終えました。ガロウ編は長かったせいでワンパンマン特有の爽快感に欠けてしまったような気がしますが、その分各登場人物に感情移入できて面白かったです。アニメではボロス編までやったので早く続編がみたいですね。